ResumeとCVは国や業界によって意味が変わり、日本企業では履歴書と職務経歴書の両方を求められることがあります。会社が外資系か日本企業かだけで決めず、募集要項の指定と、それぞれの書類の役割を確認することが重要です。
4種類の役割を比較
| 書類 | 主な目的 | 重視する内容 | 長さの目安 |
|---|---|---|---|
| Resume | 特定の職種で選考対象になる | 応募に関連するスキルと成果 | 1ページ、経験者は1〜2ページ |
| CV | 幅広い経歴を示す | 研究、教育、発表、出版、または詳細な専門経歴 | 内容に応じて複数ページ |
| 履歴書 | 本人情報と時系列を確認する | 連絡先、学歴、職歴、資格、志望動機 | 定型的なA4様式 |
| 職務経歴書 | 職務との適合性を判断する | 担当範囲、職務内容、実績、スキル、自己PR | 2ページ前後が一般的 |
あくまで一般的な目安です。企業や募集職種から明確な指定がある場合は、その指示を優先します。
Resumeは応募先に合わせて選ぶ書類
Resumeは、特定の職種に関連する経験と成果を短く示す書類です。すべての職歴を同じ詳しさで載せる必要はありません。応募職種に合う職務要約、経験、成果、学歴、スキルを選び、採用担当者が短時間で適合性を判断できる順序にします。
英語のResumeを求められた場合は、日本語の履歴書を直訳するのではなく、英語圏の読み方に合わせて成果を中心に再構成します。
CVはより広い経歴を示す
米国の大学・研究職などでいうCVは、研究、論文、教育歴、学会発表、助成金、受賞、学術活動などを含む詳細な経歴書です。1ページに収める必要はありません。一方、国によっては一般的な応募書類を広くCVと呼ぶため、提出先が想定している項目を確認します。
長いほど良いわけではありません。書類名がCVでも、応募に関係しない業務を増やすだけでは情報価値が下がります。
履歴書は本人情報と時系列
履歴書では、氏名、連絡先、生年月日、学歴、職歴、資格、志望動機などを定型的に示します。学歴は入学と卒業、職歴は入社と退職を年月ごとの出来事として分けます。文章で魅力を伝えることより、事実を正確に確認できることが優先されます。
職務経歴書は経験と実績
職務経歴書では、職務要約、会社・部署・役職、担当業務、主な実績、活かせるスキル、自己PRなどを詳しく示します。履歴書より自由度が高く、応募先との関連が強い経験に説明量を配分できます。
何を提出すべきか
- 履歴書だけを指定:指定様式を提出する。経験の説明が重要なら、職務経歴書も受け付けるか確認する。
- 履歴書と職務経歴書を指定:両方を提出し、年月・会社名などの事実を一致させる。
- 英語のResumeを指定:簡潔な英語のResumeを提出し、日本語書類は求められない限り追加しない。
- 研究職でCVを指定:研究分野で一般的な学術CVの構成にする。
- 「CV/Resume」とだけ記載:職種と市場の慣習を確認し、判断に影響するほど不明なら採用窓口に確認する。
一つの経歴データから作り分ける
開始・終了年月、正式な会社名と学校名、役職、成果、資格、スキルを一つのマスター情報として管理します。各書類は、その情報の見せ方を変えたものです。この方法なら、「履歴書は3月、Resumeは4月」「在職中なのに終了年月がある」といった矛盾を防げます。